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金剛代艦型戦艦 (藤本案) : ウィキペディア日本語版
金剛代艦型戦艦[こんごうだいかん]
金剛代艦(こんごうだいかん)とは、ワシントン海軍軍縮条約の規定(海軍休日)に基づいて、条約終了とほぼ同時に艦齢20年を迎える金剛を置き換える代艦の建造を目的とした計画で建造が予定されていた高速戦艦である。

== 概要 ==
ワシントン海軍軍縮条約において、列強戦艦の保有数と新造は厳しく制限された。しかしながら、艦齢20年以上に達した戦艦は、条約の範囲内(基準排水量35000t、主砲口径16インチ・10門以下)で代艦の建造が可能という規定があった。条約下における兵器を研究する軍備制限研究委員会が1928年昭和3年)に岡田啓介海軍大臣に提出した報告書によると、排水量35,000t、41サンチ砲12門の主力艦を整備すべしとあった。金剛は1933年昭和8年)においてちょうど艦齢が20年に達し、代艦の建造が可能になるため、これにあわせて軍令部艦政本部に報告書と同様の要求をしたと思われ、藤本喜久雄造船少将と平賀譲造船中将がそれぞれ設計案を提出した。
しかしロンドン海軍軍縮会議の締結により、戦艦の建造中止措置の5年延長(10年から15年に延長)が決定したため、結果として建造は行われなかったが、両者の設計案は後の大和型戦艦に影響を与えたと言われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金剛代艦型戦艦」の詳細全文を読む



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